和田監督 まずは連敗脱出「何とかせなあかん」

[ 2012年7月10日 14:46 ]

 8日の巨人戦(東京ドーム)で6連敗を喫し、自力優勝の可能性が消滅した阪神の和田豊監督(49)が、逆襲の第一歩となる連敗阻止を誓った。「とにかく流れを変えないといけない。選手ももがいていると思う」。勝率5割からの貯金を狙った2週間の長期遠征で想像を超える大失速。逆に借金9を背負い、自力優勝の可能性も消えた。失意のいま、心の支えは“わが家”へ戻ることだ。

 「甲子園に帰ることで選手も本来のルーティンに戻ることができる」

 本拠地球場では日課にしてきた若手組の早出練習が再開できることに加え、主力組の試合へ向けた準備でも時間的、設備的な利点を得られる。何より甲子園球場に集まるファンが6連敗に沈む虎の背中を後押しする。「そうだね。何とかせなあかん」。首位巨人とは今季最大の13差。5日の緊急ミーティングでも「目標(優勝)を下げない」と号令を発していた。69試合。戦いの時間もまだこんなに残っている。

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2012年7月10日のニュース