マー君が坂本、マエケンと発起人!黄金「88年会」結成へ

[ 2012年7月10日 06:00 ]

軽めのキャッチボールで調整する楽天・田中

 右脇腹痛から復帰を目指す楽天・田中将大投手(23)が中心となって、1988年度生まれの選手による「88年会」を結成することが9日、分かった。田中とともに巨人・坂本勇人内野手(23)、広島・前田健太投手(24)が発起人役を務める。今オフには東日本大震災の復興支援イベントを活動の第1弾として実施する。

 復帰を目指している田中に新たなモチベーションが生まれた。1988年度生まれによる「88年会」結成。球界の若きエースがまとめ役を担うことになった。

 「そういうふうな方向で動いているんですよ。これから具体的になると思います」

 田中が胸に抱いていた2つの熱い思いが「88年会」結成への原動力になった。かねて思い描いていた同期との結束。さらに東日本大震災によって傷ついた東北、日本へ元気を与えたいという思いを行動に移した。今季に入って、巨人・坂本と広島・前田健へその思いを打ち明けた。

 06年ドラフトでプロ入り後、中心となって実績を積み上げてきた同い年の2人。光星学院時代を東北・青森で過ごした坂本、そして前田健も田中の思いに賛同し、快諾。2人も発起人となり、同会発足の中心役となる協力態勢を敷いた。大卒でプロ入りし2年目を迎えた日本ハム・斎藤や巨人・沢村らを含めた55選手にも今後、働きかけて正式発足させる運びだ。

 活動の第1弾も既に固まっている。今オフ、東日本大震災の被災地での子供たちを対象にした野球教室など復興支援のイベントを開催する予定。被災地球団のエースとしての強い思い。開幕直前にはチームに呼び掛け、3月28日に宮城県名取市の小学校を訪問。被害が大きかった閖上(ゆりあげ)地区で被災した子供たちとの交流を実現させた。

 「わずか1年余りしかたっていないのに既に風化し始めてきているような気がする。まだまだ復興には向こう何年という時間がかかると思う」。球界だけでなく、社会的にも大きな影響力を持ちつつある黄金世代を結集して、第1回の活動後も継続的に幅広い社会貢献活動への取り組みを視野に入れている。

 田中は右脇腹痛で6日の西武戦(西武ドーム)の先発を回避。それでも軽度の炎症と診断され、本拠で行われる12日のオリックス戦で先発復帰する予定だ。球宴では被災地・岩手で開催される3戦目(23日)の登板が予定されている。

 「僕たちの活動も単年に終わらず、できる限り続けていけるような形にしていきたいと思う」。復興支援へ、田中は強い思いで黄金世代を引っ張っていく。

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