佑もメール祝福!2年目・大石、お待たせプロ1勝

[ 2012年7月9日 06:00 ]

<西・楽>プロ初勝利を挙げ、渡辺監督(右)から祝福されウイニングボールを手に笑顔を見せる大石

パ・リーグ 西武9-5楽天

(7月8日 西武D)
 やっと手に入れた。2年目の大石は、9回を締めた涌井から受け取ったウイニングボールを大事そうに握りしめた。「本当にうれしい。大学の時の白星とは全然違う。野手の皆さんが逆転してくれたおかげ。ゼロに抑えようという気持ちだけだった」。お立ち台では笑顔を見せ、プロ初勝利の喜びをかみしめた。

 出番は2点リードを許した5回1死二塁。嶋を中飛、聖沢を空振り三振と直球で抑え込む。続く6回も先頭の銀次に左前打を許したが、松井は最速142キロで空振り三振。後続を打ち取ると、その裏に味方が逆転した。1回2/3を無失点。「仕事をすれば結果はついてくると分かった」と言葉に実感を込めた。

 豊作と言われた2年前のドラフト。大石は早大の同期生・斎藤(日本ハム)と並ぶ主役だった。6球団が1位指名で競合した末、西武に入団し、大学時代の抑えから先発に転向した。しかし、1年目は開幕1軍をつかみながら直後に右肩痛を発症し、2軍落ち。対照的に斎藤、沢村(巨人)、福井(広島)らは順調に白星を重ねていった。

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