井川 白星またお預けも…手応えつかんだ106球

[ 2012年7月6日 06:00 ]

<オ・日>7回4失点で降板したオリックス・井川はベンチで考え込む

パ・リーグ オリックス3-4日本ハム

(7月5日 京セラD)
 オリックス・井川の日本球界復帰星はまたしてもお預けとなった。7回を投げ7安打4失点(自責3)。復帰後最長イニングを投げたことが収穫だった。

 「前回(6月29日ロッテ戦)よりはよかったですね。ノーワインドアップがよくなかったので3回からセットにしたらしっくりきた」

 初回、糸井、中田の連続適時長短打で2点を奪われた。しかし、その後は立ち直り、6回に追加点を許すまでは随所に“井川らしさ”を見せた。

 「打たれたのは変化球ばかりやったな。ボールが浮いていたからな」

 岡田監督は井川の力投を承知の上で、勝敗の分かれ目を招いたピッチングを指摘。1点差に詰め寄ったところで井川を7回のマウンドに送ったのも、何とか逆転で白星をつけてやりたい思いがあったのだろう。

 その7回、先頭の鶴岡に中前打を許したが、後続を断ち切った。「6回で代えていたら次につながらない」。今後のローテーションを考慮に入れた上での司令官の続投指令に応えたともいえる。「6回と7回では全然違いますからね」。井川自身も手応えをつかんだ106球。白星をつかむのもそう遠くないはずだ。

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2012年7月6日のニュース