高木監督 頼みの吉見KOにブ然「投手コーチに聞いて」

[ 2012年7月5日 06:00 ]

<ヤ・中>6回無死一、三塁、中日・高木監督(左)は選手交代を告げた後に自分を指差す

セ・リーグ 中日4-12ヤクルト

(7月4日 神宮)
 ああ、吉見まで…。中日は絶対的エースで必勝を期した試合でまさかの“大投壊”。先発の右腕が今季最短の4回、1年ぶりの5失点でKOされると、リリーフ陣も滅多打ちを浴び、今季最悪の18被安打、最多タイの12失点で4連敗となった。

 「1番やってはいけないことをした。集中力を切らしてしまった。自分の悪い面がすべて出た」

 リーグ随一の安定感を誇る右腕がまるで別人だった。2回先頭の畠山を歩かせると、バレンティンに先制左越え2ランを被弾。3、4回も先頭打者の安打をきっかけに失点を重ね、持ち前の粘り強さは完全に消え失せていた。火が付いたツバメ打線に中継ぎ陣も飲み込まれ、バレンティン一人に3発8打点を献上。中盤以降の4得点も焼け石に水だった。

 高木監督は「取られた後にばかり点を取ってたって、そりゃ、勝てん。吉見? 投手コーチに聞いて」とおかんむり。3タテをくらった東京ドームに続く先発投手の背信で、苦手の関東圏での試合は3分けを挟んで泥沼の14連敗となった。

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2012年7月5日のニュース