苦悩した松坂「チームの負担にならないように投げたいが、なかなかできない」

[ 2012年7月4日 08:59 ]

<アスレチックス・レッドソックス>降板し、ベンチから右拳を固めて悔しそうに試合の行方を見守る松坂大輔

ア・リーグ レッドソックス1―6アスレチックス

(7月2日 オークランド)
 レッドソックスの松坂大輔投手(31)が再び故障者リスト(DL)入りが決まった。

 昨年6月に右肘のトミー・ジョン手術(腱移植手術)を受け、今年6月9日に復帰。1年間のブランクがあった右腕に疲労がたまるのは容易に想像できる。

 「復帰してから自分(の体)が分からない状態があるのは確か。チームの負担にならないように投げなければいけないが、なかなかできない」。先発の責任の重さと、手術前との体のギャップに苦しんでいる。

 「次の登板がいつになるか分からないが、それまでに(問題を)解消してマウンドに上がれたらいい」。この状況からはい上がれるのか。精神力も問われる。

 ▽松坂のDL入り メジャー6年目で、過去に6度経験している。2年目の08年5月30日、右肩の張りで離脱したのが初めて。09年4月15日にも右肩の張りでDL入り。この時はWBCの疲労が原因とされた。3度目の同年6月21日は、右肩不調。10年には首痛で4月4日の開幕をDLで迎え6月12日に右前腕部の張りで再び入った。昨年5月18日には「右肘の内側側副じん帯と屈筋群の異常」と診断され6月10日にトミー・ジョン(腱移植)手術を受けた。

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