おかわり、球宴前に1軍復帰へ「痛み治まってきた」

[ 2012年7月4日 06:00 ]

球宴前の復帰を目指す西武・中村

 左肩甲下筋の筋損傷で2軍調整中の西武・中村が、1軍復帰のメドを球宴前に定めた。

 「オールスター前には間に合わせたい。そんなに時間はかからないと思う」。戦線離脱後、初めて自ら口にした具体的なプラン。今月中旬にも「戻れる」との確信があるからこその言葉だった。

 手負いの主砲に希望の光が見えてきた。6月14日の阪神戦(西武ドーム)の3回、守備で打球に飛びついた際、左肩甲骨裏側部分の筋肉に大きな負荷がかかった。途中交代し、翌日に出場選手登録を抹消された。当初は歩行するだけでも腕を振る動作で痛みが出るほどだったが、現在ではティー打撃も可能に。そんな中で20日からのオールスターに故障中ながら選手間投票で選出され、1軍スタッフには既に「球宴に出たい」と出場の意向を伝えている。

 直接的な治療ができない箇所だけに、安静にして自然治癒を待つしかない状態で、当初の全治は未定だった。長期にわたる離脱も懸念されたが「痛みは治まってきた。打撃の方が早くできそう」と中村。守備で頭上のライナーを捕球する動作では、まだ痛みが残るという。それでも日を追うごとにティー打撃の球数を増やし、2軍のフリー打撃中には外野の位置について捕球練習するなど早期回復に努めている。

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2012年7月4日のニュース