原監督 決意の代打 矢野 ルーキーの気持ちにも応えた先制二塁打

[ 2012年7月1日 17:40 ]

2回巨人無死満塁、代打矢野が右中間に先制の2点二塁打を放つ

セ・リーグ 巨人7-5中日

(7月1日 東京D)
 勝てば6月7日以来の首位奪取。巨人・原監督が勝利への強い執念を見せたのが0-0で迎えた序盤の2回無死満塁の場面だった。 

 打順はこの日プロ初先発となったルーキー田原。原監督は迷わず代打・矢野を送った。ここまで2安打されながらも無失点と好投していた中での交代劇。女房役の阿部がベンチで残念そうな素振りを見せるなど、強気とも思える采配だったが、矢野が期待に応えた。

 「早い回で(田原を)代えたということは、田原の気持ちもあっただろうし、監督の気持ちもあった。“打つぞ”と思って打席に入った」と矢野。試合の流れを呼び込む先制の2点適時二塁打を放ち「その気持ちに応えられてよかった」と振り返った。

 「声援がもらえてうれしい」と笑顔の打のヒーロー。「中継ぎの投手たち(の活躍が)きょう勝った要因」と最後まで謙そんの姿勢を忘れなかった。

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2012年7月1日のニュース