3回KOの井川「足を引っ張った」…2軍で再調整も

[ 2012年6月30日 06:00 ]

<オ・ロ>初回、2死満塁のピンチに今江の投ゴロを好捕するオリックス・井川

パ・リーグ オリックス3-3ロッテ

(6月29日 京セラD)
 真っ赤に染まった本拠でオリックス・井川が炎上した。3回を被安打5の3失点。4四球と制球に苦しみ、日本球界復帰2戦目は86球でKOされた。左腕は「コントロールがおぼつかず、厳しい投球になった。足を引っ張って申し訳ない」と振り返った。

 初回は2死満塁、2回は2死二、三塁のピンチを切り抜けたが、3回につかまった。1死一塁から角中の左中間三塁打で先制点を献上。大松、里崎にも連続適時打を浴び、3点を失った。この回だけで37球を要した。

 5月9日のソフトバンク戦で2032日ぶりに日本の公式戦に登板。復帰初戦は4回途中に右太もも裏の違和感を訴え、3回2/3で降板した。今月20、24日の2軍戦調整を経て中4日で先発。当初、7月6日からのロッテ3連戦に回るはずだったが、金子が右肘内側部の炎症で離脱したことで急きょ出番が早まった。

 岡田監督は「井川しかおらんかったからな。(先発が)いてないから仕方ない」とかばった。7月1日の登板が有力な小松と中山が好結果を出せば、1軍は当面は先発ローテーションの陣容が整い、井川は再び2軍調整に回る可能性も出てくる。

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2012年6月30日のニュース