阿部先制2ラン!巨人1点差逃げ切り、首位に1差接近

[ 2012年6月29日 21:03 ]

4回無死一塁、阿部が右越えに先制2ランを放つ。投手中田賢、捕手谷繁

 プロ野球セ・リーグの首位攻防戦、巨人―中日7回戦は29日、東京ドームで行われ、2位の巨人が2―1で勝ち、首位・中日とのゲーム差を1とした。先発の沢村が6回1/3を4安打1失点で5勝目。阿部の2ランで奪ったリードを沢村から山口、マシソンのリレーで守り抜いた。巨人は3連勝、中日の連勝は4でストップした。

 初回、沢村は2三振を奪い3者凡退と上々の立ち上がり。その裏、中田賢も巨人の攻撃を3人で退けた。

 2回、沢村は2死から井端に中前打を許したものの、谷繁を三ゴロに打ち取り、無失点。その裏、巨人は先頭の村田が左前打で出塁、阿部が四球で続き、無死一、二塁としたが、高橋由が二ゴロ併殺、亀井も三邪飛に倒れて先制のチャンスを逃した。

 3回、沢村は3人でピシャリ。その裏、巨人は2死から長野、古城の連打で一、三塁としたが、またも先制できず。

 4回、沢村は2死からブランコに四球を与えたが、無失点で切り抜けた。その裏、巨人は先頭の村田が右前打で出塁。続く阿部が右越えに2試合連発となる12号2ランを放ち、2点を先制した。

 ところが5回、沢村は1死から谷繁、堂上剛に連打を浴びて1死一、三塁のピンチを招く。代打の山崎を三振に仕留めたものの、堂上剛の二盗阻止を狙った阿部が悪送球。その間に三走・谷繁が生還し、巨人のリードは1点となった。その裏、巨人の攻撃は3者凡退。

 6回、沢村は2死からまたもブランコに四球を与えたが、無失点。その裏、巨人は2死一、二塁とするも追加点ならず。

 7回、巨人は沢村が1死一塁としたところで2番手の山口が登板し、代打の福田を三ゴロ、同じく代打の平田を三振に仕留める好救援。その裏、巨人は2死から長野が中前打で出塁したが、得点には結びつかなかった。

 山口は8回も中日の攻撃を3人でピシャリ。その裏、巨人も無得点。9回から登板したマシソンは1死一、二塁のピンチを招きながらも無失点で切り抜けた。

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