ドラ1候補 大谷 最後の夏は剛球より「テンポの良さ」

[ 2012年6月27日 07:19 ]

3季連続の甲子園を狙う花巻東・大谷

 第94回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間、甲子園)の岩手大会の組み合わせが26日、決まった。

【岩手、 青森、 京都、 兵庫組み合わせ 26日の試合結果】

 花巻東の151キロ右腕、ドラフト1位候補大谷翔平投手(3年)は、三振へのこだわりを捨て、打たせて取る新しい投球スタイルで同校を3季連続甲子園出場に導くことを誓った。

 大谷がニュースタイルで自身3度目の甲子園を狙う。剛球でねじ伏せることより、仲間を信頼して打たせて取る。最後の夏は「テンポの良さ」をテーマに、マウンドに上がると決めている。

 「テンポ良く投げていけば、打者にも考える暇を与えないし、リズムを意識して投げたい。そうすれば野手のリズムも良くなる」

 今春センバツ。1回戦で大阪桐蔭に敗れた。11三振を奪う一方、11四死球。守備の時間が長くなり、打線は藤浪の前に2得点に終わった。「みちのくのダルビッシュ」と「なにわのダルビッシュ」対決で注目を集めただけに、自然と力が入り、昨夏に続く1回戦敗退。浮き彫りとなった課題が「テンポ」だった。

 センバツ後の東北大会。初戦の利府(宮城)戦では8回1失点完投。翌日の大館鳳鳴(秋田)戦にも先発し、7回を2奪三振1失点完投。2試合で14安打を許したが、全て単打の内容に「単打だけではなかなか点は入らない」。リズム良くストライクを先行させ、球数を抑える投球に手応えをつかんだ。

 岩手大会は順調に日程を消化すれば、連戦は2度。体力を温存する意味でも、新たなスタイルの確立はチームにとっても大きい。「打たせていって、追い込んだら三振を狙う」と、勝負どころではギアを上げることも実戦で経験済みだ。

 高校通算54本塁打と、投打の柱である大谷がチームをけん引し、進化した姿で再び甲子園のマウンドに戻る。

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