松井 「きっちり」センター返しで2戦連続安打

[ 2012年6月26日 06:00 ]

<フィリーズ・レイズ>4回表2死、一塁、中前安打を放つ松井

交流戦 レイズ3―2フィリーズ、レイズ7-3フィリーズ

(6月24日 フィラデルフィア)
 レイズの松井は、ワールドシリーズMVP対決となったハメルズから今季2度目の2試合連続安打を放った。

 フィリーズとのダブルヘッダー第1試合で、4回に93マイル(約150キロ)の直球をライナーで中前へ。09年にヤンキースで世界一になった松井と、その前年にMVPを獲得した左腕のハメルズ。「真ん中高めアウトコース寄り」と、好調時ならスタンドへ運べる絶好球だったが、体の開きを抑え、上から叩いた。打率・169と悩めるからこそ立ち返った打撃の基本。前日に続くセンター返しの安打に「きっちり振ったら、そこに行った」と振り返った。

 第2試合は出場しなかったが、6回2死三塁では投手の代わりにネクストバッターズサークルで準備。「あれは(代打の)見せ掛け」と、相手バッテリーに8番打者と勝負させるためのダミー役もこなした。25日(日本時間26日)からはDHのあるリーグ戦が再開。DL入りしているDHスコットの復帰は28日(同29日)以降となる見込みだけに、ライバル不在の間に描き始めた上昇カーブを確かなものにする。

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2012年6月26日のニュース