“臨時4番”宮原 一振りでコツつかんだ「しっかり叩いた感じ」

[ 2012年6月24日 11:13 ]

6回、プロ入り1号となる3ランホームランを放った宮原臣佳

日本女子プロ野球前期10回戦 京都9―4大阪

(6月23日 わかさスタジアム京都)
 日本女子プロ野球リーグは23日、わかさスタジアム京都で前期の1試合を行い、京都アストドリームスが9―4で大阪ブレイビーハニーズに勝利した。

 飛車角抜きでも、京都打線の力強さは本物だった。京都の前期シーズン最終戦となったこの日、不動のクリーンアップ3番三浦伊織、4番川端友紀は、第5回ワールドカップの日本代表合宿のために上京。2人の主軸を欠いての試合となった。京都の劣勢がささやかれる中、その不安を払しょくしたのが、臨時の4番に入ったエース宮原の一振りだった。

 同点で迎えた6回、2死満塁から3番大倉の遊撃エラーの間に逆転。続く宮原は「前の打席に内角高目のシュートでやられているので、それをイメージして打席に入りました」と大阪2番手中村香澄への狙いは打ち取られた球一つだった。だが、1ボールから内角から真ん中低目に入ってくるスライダーに体が反応。上から叩いてボールに角度をつけた打球は、緩やかな放物線を描き、ラッキーゾーン内へ飛び込んだ。

 「すくい上げたというより、しっかり叩いた感じ。打った瞬間はフライを打ち上げたと悔いが残ったんですけど、みんなの『おお、入った』という声でホームランなんだって、うれしい気持ちになりました」。

 今季の宮原はエースとして君臨しながら、打者としても打率4割を長くキープするなど、相手投手にとっては嫌な存在となった。「選球眼を良くするという打席での意識を変えた結果。打つ球をしっかり決めてから入れば、余計な球に手を出さない」。昨季までは打てそうな球に対して、すべて手を出していた。

 「効率が悪くなる」という佐々木監督の助言により、あらかじめ球を絞ることで逆に打ち損じが減少した。ホームランボールは試合後、即座に父親へ手渡した。

 「最後にいい形で締めくくることができた。今日のスイングでもっとホームランは打てると確信した」。一振りで本塁打のコツをつかんだ宮原。後期に向けて、新クリーンアップに名乗りを上げた。完全優勝を狙う京都は、新しい大砲の出現でまた一歩夢に近づいた。

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