DeNAが福留獲り 日本復帰なら“脈あり”情報入手

[ 2012年6月24日 06:00 ]

ホワイトソックスから戦力外通告を受けた福留

 ホワイトソックスは22日(日本時間23日)、右脇腹を痛めて故障者リスト(DL)入りしていた福留孝介外野手(35)に事実上の戦力外通告を下した。球団は10日以内に(1)トレード(2)解雇(3)マイナー降格――のいずれかを選択する。仮に自由契約となった場合、福留は日米問わず移籍先を探すことが可能。早くもDeNAなどが獲得に興味を示しており、今後の成り行きが注目される。

 福留が事実上の戦力外通告になったことを受け、DeNAの池田純球団社長が早くも興味を示した。今季はホ軍で出場機会に恵まれずに24試合出場で打率・171、0本塁打、4打点と不本意な成績ながら、日米通算1673安打の実績は申し分ない。同社長は「興味はあります。ファンを呼べる(人気)というより、まず実力がありますから」と語った。

 DeNAは昨オフも獲得に動いた経緯がある。中畑監督が就任直後から松井(現レイズ)とともに福留の動向に注目。しかし、最終的に福留がメジャーでのプレーを選択したために、本格的な交渉には発展しなかった。

 4年連続最下位からの巻き返しを期して臨んだ今季もここまで最下位。チームは先発投手の駒不足に加え、162得点は12球団ワーストと、得点力不足が低迷の大きな要因となっている。チームの抜本的な改革へ、高田繁GMは既に日本人メジャーリーガーを含めた今オフの大型補強を明言し「福留も欲しい。本気だよ」と話していた。そんな中、海の向こうから飛び込んできたシーズン途中の戦力外通告。興味を示さないはずがない。

 福留が日本球界復帰を選択した場合、古巣・中日に限らず、複数の球団の話を聞く準備があるという情報も入手済み。今後の動向に注視しながら、獲得に向けた態勢を整えていく。

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2012年6月24日のニュース