お騒がせ続きのマートン “能見サン”援護の3安打 

[ 2012年6月24日 06:00 ]

<神・D>2回、平野の適時打で生還した阪神・マートン(右)を能見らが迎える

セ・リーグ 阪神7-3DeNA

(6月23日 甲子園)
 試合後、阪神・マートンは「ゴメンナサイ」とだけ言い、足早に引き揚げた。余計なことは言わない。たまりにたまったフラストレーションは、しっかりバットで晴らした。

 2試合連続で1番に名を連ねた初回。右前打で9日のオリックス戦(甲子園)以来、15打席ぶりの安打を放ち、金本の逆転3ランにつなげる。2回2死一塁では130キロの変化球を左中間へ運び、全速力で二塁を陥れた。6回にも左前打で今季5度目の猛打賞。2年連続最多安打をマークした助っ人のバットから久しぶりの快音が響いた。

 打撃不振のイライラが思わぬ騒動を巻き起こした。9日のオリックス戦後は緩慢な守備について報道陣に聞かれ「アイ・ドント・ライク・能見サン」と暴言を吐いた。前日のDeNA戦(同)では7回終了後のキャッチボールで4球連続で暴投を投げ、2球が一塁側カメラマン席へ飛び込んだ。度重なる乱心。それでもこの日は「暴言騒動」で迷惑を掛けた先発の能見を援護したい一心で打席に入った。7回3失点で5月27日以来の5勝目を挙げた能見も「点を取ってくれた。きょうは野手に助けられたの一言」と感謝しきりだった。

 7得点を挙げた打線をけん引したマートンだが、まだ打率は・227。和田監督も「もう少し続けてもらわないと安心できない。ヒットは出たけど、もう少し様子を見ないと」と手厳しい。05年以来となる優勝のためにも、マートンの完全復活が待たれるところだ。

 ▽マートンの発言 6月9日オリックス戦(甲子園)。0―1の4回2死二塁、オリックス・斎藤が右前打。阪神の外野陣は前進守備を敷いていたが、右翼マートンの送球は三塁側へ大きくそれて、二塁走者が生還した。3度あった得点圏の打席でも凡退と精彩を欠き、試合後のマートンはいらだった様子で「アイ・ドント・ライク・能見サン」と発言した。

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