涌井 “大魔神”ばりフォークで復帰後初セーブ 

[ 2012年6月24日 06:00 ]

<西・オ>西武・涌井は9回をきっちり締めてセーブを挙げる

パ・リーグ 西武5-2オリックス

(6月23日 西武D)
 守護神と呼べる投球スタイルだった。西武・涌井は最初の打者、北川にいきなり最速147キロを投げ込んだ。ファウル。また147キロでファウル。高めのつり球を挟み、最後はフォークで中飛。「大魔神」と呼ばれた佐々木主浩をほうふつとさせた。

 「きのうより落ち着いていた。先頭を出さないことだけ考えた。3人で終わって良かった」。後続の2人も打ち取り、9回を3人できっちり片付けた。復帰した前日は同点の場面だったが、この日は3点リード。5月16日DeNA戦(横浜)以来の復帰後初セーブだ。

 球種は直球、スライダー、フォークの3種類だけ。先発時代はカーブ、チェンジアップなども交えた多彩な変化球を操った。ペース配分も考え直球は140キロ台前半。光山バッテリー兼作戦コーチは「先発の時とは全然違う」と驚く。常に全力投球。最後の日高に対しても直球で追い込み、最後は133キロスライダーで空振り三振を奪った。

 「守護神の理想は失敗しないこと。逆転されなければいいと。慎重にいきすぎないように気をつけた」。女性問題が報じられたことによる1カ月の謹慎生活。2軍で直球にこだわった投球練習をこなしたことで腕の振りが格段にアップし、変化球にも好影響が出た。以前は落ちなかったフォークが、腕が振れるようになったことで落ちるようになったという。

 勇ましい姿に渡辺監督は「結果を出せば自信につながる」と期待する。2軍での調整登板も含めれば5日間で4度登板。まだ11連戦の2試合目だが、涌井は言った。「11連投とまでは言えないけど、投げられるだけ投げたい」。その言葉を聞く限り、心身ともにたくましさが備わってきた。1軍復帰後、初の本拠地マウンド。涌井の名がコールされた時、大声援が降り注いだ。

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