名指し批判に清武氏「事実無根、言いがかり」

[ 2012年6月21日 06:00 ]

 巨人側の発表を受け、原監督から名指しで関与を指摘された清武英利氏が反論の声明文を出した。原監督が公表した書面に目を通した後、「原辰徳監督へ」と応戦。「“巨人軍の選手、OB、関係者を傷つけている報道が相次いで”いることの原因があたかも私にあるように“清武さんのほかに、いったい誰がいるのか”とコメントされたことについては非常に残念でなりません」とした。

 自身の解任後、朝日新聞の新人契約金超過問題から続く一連の騒動にはあらためて関与を否定。「渡辺会長や読売巨人軍は、私が読売巨人軍の内部資料を流出させたとする言動を行うなど、読売新聞グループの総力を挙げた大キャンペーンを展開していますが、全くの事実無根で、言いがかり以外の何ものでもない。私は関知していません」と主張した。

 昨年11月に球団代表を解任された清武氏は交流戦初優勝を果たした今季の巨人についても言及。「原監督の采配はもちろんのこと、個々の選手やコーチ、そして私がGM時代に創設した戦略室が全体として機能したことにより、交流戦優勝という華々しい成果を成し遂げられた」と分析した。

 【巨人VS清武氏の経緯】

 ☆コーチ人事 11年11月11日、当時の球団代表兼GMだった清武氏が緊急会見。渡辺球団会長が「不当な鶴の一声」で留任が内定していた岡崎ヘッドコーチの降格など、人事に不当介入したと告発。渡辺球団会長が原監督の推薦で江川氏(野球評論家)をヘッドコーチとして入閣させようとしたなどと明らかにした。それに対し、渡辺球団会長は「取締役の忠実義務違反」などと反論。同18日に清武氏を解任した。

 ☆朝日新聞による契約金超過問題 12年3月15日、朝日新聞は巨人が6選手との契約の際に、当時の新人選手との契約金の最高標準額を大幅に超える契約を結んでいたと報道。巨人はこの報道に球団の内部文書が使用されていたと判断。3月19日に渡辺球団会長が「複数の証言って誰だ。1人しかいない。それから内部文書は秘密文書。これは窃盗された文書だ。つまり泥棒」と発言。その後、球団も外部有識者による調査委員会の報告を受け5月29日に「清武英利氏が球団事務所から内部資料を持ち出したのは確実になったといえる」と会見を行った。

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