おかわり長期離脱 珍しい部位「左肩甲下筋」筋損傷

[ 2012年6月16日 06:00 ]

診察を終えた中村は西武ドームを引き揚げる

 西武・中村剛也内野手(28)が15日、左肩の痛みで出場選手登録を抹消された。同選手は14日の阪神戦(西武ドーム)で一塁守備の際に負傷。この日、所沢市内の病院で精密検査を受け「左肩甲下筋の筋損傷」と診断された。

 佐々木誠チーフトレーナーによると、中村は一塁線の打球に飛び付いた際、素早くトスをしようと無理な体勢で左腕が地面についたため負荷がかかった。患部は肩甲骨裏側の筋肉の深層部で通常、痛める例はほとんどないという。そのため全治は不明で「患部の痛みがとれてこないことには(全治が)分からない。痛みが何日間で落ち着くかで予定も変わってくる」と説明した。さらに中村は「歩いていても痛い」と漏らしており、数日間は安静が必要。痛みが長引けば再検査を行う予定で、長期離脱は避けられない状況となった。

 西武ドームへ報告に訪れた中村は「チームも良くなってきて、僕が離れると変わることもあると思うので申し訳ない。治すことをしっかり考える」と語った。現在13本塁打44打点はリーグトップ。交流戦でも12本塁打、32打点はトップで、打率・342も日本ハム・田中に次ぐ2位と3冠目前で無念の離脱となった。16日には出場選手登録日数が国内フリーエージェント(FA)権資格取得条件に必要な8年に達する予定だった。

 「患部を動かせないというので“じっくり治してくれ”と言った」と渡辺監督。チームは交流戦で巻き返し、借金を最大9から5まで減らした。中村に代わる4番は中島が務めるが、上昇ムードに暗い影を落とした。

 【中村の主な負傷】
 ☆左頬骨折 08年5月11日のオリックス戦で顔面に死球を受けて退場。フェースガード付きの特注ヘルメットを着用し、13日ソフトバンク戦から強行出場。
 ☆左太腿裏付け根炎症 09年8月19日ソフトバンク戦の守備中に左足を痛め、6試合連続で先発を外れた。同27日に出場選手登録抹消。9月10日の日本ハム戦でテーピングを施して先発復帰し、いきなり2ラン。
 ☆右眼窩(がんか)底骨折 10年3月3日ソフトバンク戦の6回に自打球を当てたが3月20日開幕に間に合った。
 ☆右肘遊離軟骨障害 10年6月に内視鏡による除去手術を受けた。約2カ月の離脱後、8月25日に1軍復帰した。

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