足で魅せた中田三塁打「1死二塁と1死三塁では違う」

[ 2012年6月9日 06:00 ]

<D・日>4回1死、中越え三塁打を放ち、三塁へ滑り込む日本ハム・中田。奥はDeNA・筒香

交流戦 日本ハム4-1DeNA

(6月8日 横浜)
 走る、走る。足で魅せた日本ハム・中田がチームの将来を明るく照らした。「打った瞬間から三塁を狙った。全力でやることを考えてるんで。1死二塁と1死三塁では違いますからね」。

 0―0の4回1死。左中間フェンスを直撃する一打で一気に三塁を陥れた。四球の後、陽岱鋼(ヨウダイカン)が左中間二塁打。主砲の足が呼んだ大きな先制点だった。栗山監督は「普通の4番だったら二塁で止まってる当たり」と言った。それを三塁まで行き、犠飛でも1点の場面をつくり上げた。「何でもできるのがこれからの4番像。あれをやってくれると信じて使っているから」。稲葉を「休養」で欠場させた中で、指揮官は中田の意識がうれしかった。理想的な勝ち方で今季初の貯金10、交流戦自力Vも復活した。

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2012年6月9日のニュース