荒波走塁ミスが勝負分けた 攻守に加え走もレベル↑を

[ 2012年6月6日 06:00 ]

<ロ・D>6回無死井口の打球を好捕する荒波

交流戦 DeNA2-4ロッテ

(6月5日 QVC)
 悔やまれるプレーだった。1点を追う8回1死二塁。DeNAは中村がライナーで右前で落ちる安打を放ったが、二塁走者の荒波は三塁へ進塁することができなかった。一、二塁か一、三塁かで、ロッテの守備隊形も大きく変わる場面。結局、ラミレスが遊ゴロ併殺打で一瞬にして好機を逸した。

 荒波は「(右翼手が)捕ると思ってタッチアップしようと思った」と振り返った。タッチアップかハーフウエーかの一瞬の判断に迷う紙一重のプレー。ただ、中畑監督は「目に見えるミス。ハーフウエーで打球を確認してからでも十分(三塁に)行ける」と敗因に挙げた。2安打を放ち、打率・310で首位打者をキープ。守備でも6回、井口の中前の飛球をダイビングキャッチするなど攻守で存在感を見せている。あとは走塁での状況判断など、いかにソツのないプレーができるか。荒波も「そういうことができたらもう一段階上がる」と反省していた。

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2012年6月6日のニュース