杉内 圧巻の8勝目!7回を1安打無失点8Kの恩返し

[ 2012年6月5日 21:11 ]

<ソ・巨>8勝目を挙げた巨人・杉内

交流戦 巨人5―1ソフトバンク

(6月5日 ヤフーD)
 巨人の杉内が古巣・ソフトバンク戦に先発し7回1安打無失点で、両リーグトップの8勝目。打線は4回にエドガーの犠飛で先制、6回にエドガーの2ランなどで3点。7回も1点を加え、セ・リーグ首位・中日とのゲーム差を0・5とした。ソフトバンクは9回の明石のソロのみで、2分けを挟み4年ぶりの7連敗。
【試合速報】

 プロ野球交流戦のソフトバンク―巨人3回戦はヤフードームでプレーボール。先発は6連敗中のソフトバンクが山田、交流戦首位の巨人は杉内。ヤフードームでのソフトバンク戦で8連敗中の巨人は、5月にノーヒットノーランを含む4勝0敗と月間MVPに輝いた絶好調左腕に連敗ストッパーを託す。

 初回、巨人は3者凡退。その裏、杉内は先頭打者の明石にいきなりストレートの四球。2死三塁とされたが4番・松田を空振り三振に仕留め無失点に抑えた。

 2回、巨人は1死から阿部が四球で出塁すると高橋由が右前打で続く。先制のチャンスだったが、エドガーは三ゴロ併殺に倒れた。その裏、杉内はペーニャ、多村、江川から3者連続三振。初回の松田から4者連続三振とした。

 3回、巨人の杉内はこの回先頭の長谷川に二ゴロと連続三振はいったん途切れたものの、続く細川、明石をいずれも見逃し三振に斬る。初回からノーヒットの快投は続く。

 4回、巨人が先制する。坂本、村田の連打で無死一、二塁から5番・阿部が送りバント。高橋由は死球で満塁とすると、エドガーが中犠飛を放ち先制する。その裏、杉内は三振こそなかったものの3者凡退に抑える。

 5回、巨人は2死から長野、寺内の連打で二、三塁と攻めたが、坂本が一邪飛に倒れた。

 5回、巨人・杉内のノーヒットが途切れる。ソフトバンクの多村からこの日7個目の三振を奪った直後、2死から江川に左前打を浴びた。

 6回、巨人・エドガーに一発が飛びだす。2死一塁から左越えに今季1号となる2ラン。さらに加地前が左中間適時二塁打でこの回、3点目。4―0とし杉内を援護した。

 ソフトバンクは6回途中4失点の山田に代え吉川をマウンドに送る。

 7回、巨人は高橋由の適時打で1点を追加する。その裏、巨人の杉内は3者凡退に抑える。7イニングを1安打無失点と快投が続く。

 巨人は8回から杉内に代えマシソンがマウンドに。杉内は7回を1安打無失点、8三振を奪う力投でお役御免となった。

 杉内は制球の定まらなかった初回について「(古巣との対戦で)力んだ部分も多少あった」とし「(前回登板がノーヒットノーランで)きょうもいいピッチングと思った部分もある」と続けた。それでも2回以降は立ち直り「自分の投球ができた」と先発投手の責任を果たし、安ど感をにじませた。

 9回から登板した巨人・山口が1死から明石に一発を浴び、開幕からの連続無失点が24試合でストップ。1点を返されたものの最後は守護神の西村で逃げ切った。

 杉内はハーラートップの8勝目。チームのヤフードームでのソフトバンク戦連敗を8で止め、セ・リーグ首位・中日とのゲーム差を0・5とした。

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