バリントンまたＫＯ、ミコ調不良で菊地原“緊急昇格”

＜広・ロ＞５回２死一、三塁、バリントンは井口に左中間に通算２００号となる３ランを浴び

交流戦 広島３－７ロッテ

（5月28日 マツダ）
　弱り目にたたり目だ。広島は不調の守護神・サファテを２軍に降格させたその日に、代役候補だったミコライオまで戦列を離れることが濃厚となった。

　軽いキャッチボールだけで練習を早退した２メートル５右腕。２５日のオリックス戦（ほっと神戸）でも体調不良で登板を回避しており、詳細は不明ながら、野村監督は「故障。投げれば抑えるが、投げられないことが多いとなるとチームとして機能しない」と嘆いた。

　サファテが抜けた１軍枠に野手の井生を充当する予定が、急きょ中継ぎの菊地原に変更する羽目に。ドタバタぶりは試合にも波及した。バリントンが５回に一挙７失点。今江の先制打の後、２死一、三塁から投手の香月に適時打を浴び、そこから取り返しのつかないほどにキズ口を広げた。

　１分けを挟んで６連敗。指揮官は「ウチは投手が頼り。バリントンがやられ、抑えも故障、再調整…。苦しいけど、今いる選手で頑張るしかない」。苦悩をにじませた。