荒治療も実らず９連敗…先発落ちバレ、試合後に２軍降格

交流戦 ヤクルト１－７楽天

（5月28日 神宮）
　ヤクルトは前夜の守備で、一塁カバーに入らない怠慢プレーをした主砲のバレンティンを今季初めてスタメンから外す荒療治も実らず、泥沼の９連敗。試合後にはそのバレンティン、山田、小野寺、久古の２軍落ちと、川端、林昌勇（イムチャンヨン）、宮出、正田の昇格という大幅な入れ替えが決まった。

　わずか１点で大敗。小川監督は「結果的に（打線の組み替えが）何の役にも立たなかった。打撃の状態が悪いのがそろってしまっている」と悔しさをにじませた。

　９連敗の敗因は、７試合連続１点以下の貧打にある。バレンティンは９回に代打で出場も、初球を打ち上げて遊飛。リーグトップの１２本塁打を放っているが、交流戦１０試合で３１打数３安打、打率．０９７と不振から抜け出せない。「彼が打たないことには浮上しない。状態を上げてくれと言った」と、早期復調へ２軍降格の決断を下した指揮官。チームは試練の時だ。　

　▼ヤクルト・伊勢総合コーチ（貧打に）投手が完封するしかないやろ。でもこれだけ負けて借金２だから御の字といえば御の字。

　▼ヤクルト・増渕（今季初先発も５回３失点で初黒星）力を出し切っての結果。力不足。