交流戦男・村田「統一球になってから一番の当たり」も空砲

＜巨・日＞４回１死、左越えに同点ソロ本塁打を放つ巨人・村田

交流戦 巨人２－３日本ハム

（5月28日 東京Ｄ）
　４番の会心の特大弾も空砲に終わった。１点を追う４回、巨人・村田が左翼２階席へ推定１３０メートル超の同点４号ソロ。１度は試合を振り出しに戻したが、７回に勝ち越しを許し、接戦を落とした。

　「統一球になってから一番の当たり。勝てれば良かったんですが…」

　同点弾直後には白い歯ならぬ青いマウスピースを見せて喜んだ村田だが、黒星に肩を落とした。ここまで３発は全て勝ち試合。「優勝するために」と公言して巨人へＦＡ移籍し、個人よりチーム優先の姿勢を誰よりも打ち出してきた。「詰まる傾向があるけどうまく打てた」という真ん中から内寄りへ入る左腕特有のクロスファイア。軸回転で打ち砕いたのは状態の良さだ。交流戦に入り打率・３４２はチームトップ。交流戦歴代単独トップをいく通算４６本塁打目と、ミスター交流戦は新天地でも健在だ。

　「１勝１敗、またあす１日空きますから。切り替えていきます」と原監督。貯金８を前に再び足踏みで、６へ逆戻りした。「これ１回にならず、ポンポン続けます」と好調な４番は次こそ勝利を呼ぶ一打を誓った。

　▼巨人・亀井（９回１死から代打で２号ソロ）結果を出していくしかない。そういう立場なので。一打席を大事にしていきたい。