マー君 初の2軍戦で実戦復帰!6月初旬1軍へ

[ 2012年5月22日 06:00 ]

練習を終えて取材に対応する田中

 腰痛で戦線離脱している楽天・田中が、22日のイースタン・リーグ西武戦(利府)で約1カ月ぶりに実戦復帰する。21日は仙台市内の2軍練習場でキャッチボールなど約3時間の練習。「前みたいに先が見えない段階ではない。投球も何度も繰り返しているし、少しずつ前に進んでいる」と力強かった。

 完投勝利で2勝目を挙げた4月19日のロッテ戦(QVCマリン)後に腰の張りを訴え、同22日に出場選手登録を外れた。一時は調整遅れが心配されたが、再発防止を最優先に慎重にリハビリメニューをこなしてきた。2軍での登板はプロ6年目で初。「1カ月も離れていたしうまく投げられるとは思っていない。投げながらやっていくことだし、そのへんは心配していない」と、結果よりも着実に復帰へのステップを踏むことに重点を置く。

 絶対的なエースを欠いたチームだが、5月は6連勝をマークするなど11勝5敗と好調で、貯金は今季最多の3。日程に余裕がある交流戦は先発の駒もそろっているだけに、佐藤投手コーチも1軍復帰時期については「投げて報告を受けてからだね。急がせることはない」と強調した。

 順調にいけば、来月初旬の交流戦中に1軍復帰の見込み。「あす(22日)は天気が悪いですけどね。(1軍復帰は)上の人が決めること。やることをやるだけですから」と話す田中の表情は明るい。体調が万全であれば数字は残す自信がある。そのためにも100%の状態で1軍に戻ってくる。

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2012年5月22日のニュース