松田オーナー 異例の猛ゲキ「勝ちに対してヌルい」

[ 2012年5月22日 06:00 ]

 広島・松田元オーナー(61)が21日、借金6を抱えるチームに猛ゲキだ。20日の日ハム戦(マツダ)で4―0の9回2死から2失策や救援陣の乱調が響いて大逆転負け。「ひどい試合を見せられた。勝ちに対してヌルい」と失望感を示しつつ、現場首脳陣とナインに奮起を求めた。

 「このままズルズル行ってはダメだ。立て直していかないといけない」

 サファテではなく今村を起用した野村監督の采配について、同オーナーは「今村が機能すると選択肢が増える」と理解を示した。一方では「ただそれを裏切ってはダメ。失策で足を引っ張るのもな」。5勝目を逃した前田健が「最悪の試合」と怒りをにじませたことには「言いたくもなるじゃろ」と不問に付した。

 チームは22日からソフトバンク戦(ヤフードーム)。福岡入り前の練習で指揮官はナインを集め「下を向かず、前を向いて頑張ろう」と訓示。球団トップが下した立て直し指令には「結果が悪ければ批判は仕方ない。任されている以上、全力を尽くしてやるしかない」と前を見据えた。

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2012年5月22日のニュース