父は早実で大ちゃんの女房役…関東一・上原1失点完投

[ 2012年5月21日 06:00 ]

第64回春季関東地区高校野球大会2回戦 関東一2―1前橋育英

(5月20日 市営大宮)
 第64回春季関東地区高校野球大会は20日、2回戦8試合を行い、8強が出そろった。今春センバツ4強の関東一(推薦)は、上原嵩大(たかひろ)投手(2年)が、前橋育英(群馬2位)を相手に8安打を浴びながら1失点完投して公式戦初勝利。また、同じくセンバツ4強の高崎健康福祉大高崎(推薦)も帝京(東京1位)を延長10回の末、3―1で破って初の8強進出を決めた。

 関東一は甲子園で登板機会がなかった上原が、チームを8年ぶりの8強へ導いた。緩急を使った巧みな投球で1失点完投し「粘り強く抑えられて良かった」と喜んだ。父・徹さんは早実時代に荒木大輔(ヤクルト投手コーチ)とバッテリーを組んで81年春夏の甲子園に出場。父と同じ舞台でプレーするためにも「春は投げられなくて悔しかった。次もいい投球をしたい」とさらなるアピールを誓っていた。

続きを表示

2012年5月21日のニュース