スクイズ初成功&継投策 高木監督「これがウチの勝ち方」

[ 2012年5月20日 06:00 ]

<中・西>試合前、スタンドでファンと交流する中日・高木監督

交流戦 中日3-2西武

(5月19日 ナゴヤD)
 モリミチ流で交流戦初勝利だ。今季初めてスクイズに成功し、継投で逃げ切り。「モリミチシート」に1500人を招待した試合で、中日らしく競り勝った。

 「このところ終盤に苦労することがあるけど、これがウチの勝ち方と言えば勝ち方。(スクイズは)今は取れる確率の高い攻めで取っていくということをやらんとね」

 平田の6号ソロで先制。1―0の3回1死三塁で打席に荒木。序盤での意表を突くスクイズが投前に鮮やかに決まり、完全に主導権を握った。試合前から高木監督は動いた。三塁コーチとしてサイン見落としや、本塁突入への判断を誤ったりとミスが続いていた平野外野守備走塁コーチを、この日に2軍降格させ、上田外野守備走塁コーチを昇格。これまで一塁コーチだった渡辺内野守備走塁コーチを三塁に、上田コーチを一塁に配置転換した。

 「平野は来月あたまには1軍に戻すつもり。渡辺はサインの出し方もスムーズだったし、ああいう形ならリズムが出てくる」

 勝利のためにナタを振るった指揮官にナインとコーチ陣が応えた。

 8回に山井が2点を失い1点差に迫られたが、最後は17日のロッテ戦で救援失敗していた岩瀬が締めて首位をキープ。今季のスローガンは『join usファンと共に』。試合後には高木監督自ら三塁側の「モリミチシート」の観客にあいさつに走る“ジョイナス野球”全開だった。

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2012年5月20日のニュース