イチ 頭脳的好走塁!リーグトップの強肩かいくぐり生還

[ 2012年5月20日 06:00 ]

<ロッキーズ・マリナーズ>6回、左飛でタッチアップし生還するマリナーズのイチロー

インターリーグ マリナーズ4―0ロッキーズ

(5月18日 デンバー)
 マリナーズのイチローが足で勝利に貢献した。6回、中前打で出塁すると、次打者シーガーの4球目に今季6個目の盗塁に成功。捕手の悪送球も誘い、一気に三塁を陥れた。

 ただ、真骨頂はここから。この好機にシーガーの当たりは浅い左飛。左翼手は昨季外野ではリーグトップの12補殺を記録した強肩ゴンザレスだ。「どんな送球が来るか分からない。捕手の動きを見るしかない」。本塁へ激走すると、少しだけ空いた捕手の左側に回り込み、左手で本塁をタッチ。滑り込みながらもスピードは全く落ちずに、この回は自身の安打と好走塁で追加点をもぎ取った。

 3回にも左前打を放っており、今季15度目の複数安打。試合はミルウッドが9年ぶりの完封で連敗を4で止めた。

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2012年5月20日のニュース