神港学園・山本が高校通算100号「甲子園で打ちたい」

[ 2012年5月15日 06:00 ]

高校通算100号本塁打の記念球を手にする神港学園・山本大

 神港学園(兵庫)の山本大貴外野手(3年)が14日、星陵(兵庫)との練習試合で、高校通算100号本塁打を放った。

 7回無死一塁で迎えた第5打席。打った瞬間に右翼手が一歩も動くことなく見上げた打球は、約85メートルのフェンスを軽々と越えた。「打った瞬間、入ったと思った。自分の打撃を続けてきた結果が、たまたま100本塁打になっただけだと思っています」と1メートル79、90キロの左の大砲は冷静に振り返った。

 中央球界では無名だが、1年秋から4番を務めコンスタントに本塁打を量産。これまでの高校通算最多本塁打は10年に同校の伊藤諒介(法大)が放った94本とされる。早くも進路に注目が集まるが、自身は社会人球界入りを希望している。次なる目標はまだ土を踏んだことのない聖地。「甲子園で本塁打を打ちたい」。本塁打記録の中に「全国1号」を加えてみせる。

 ◆山本 大貴(やまもと・ひろき)1994年(平6)6月27日、兵庫県淡路市出身。学習小2年から野球を始め、東浦中では軟式野球部。2年時に県8強。神港学園では1年夏から背番号12を背負い、一塁手のレギュラー。50メートル走6秒7、遠投90メートル。目標の選手は伊藤諒介(法大)。1メートル79、90キロ。右投げ左打ち。

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2012年5月15日のニュース