山本昌2回KO ローテ剥奪危機「次、ダメなら…」

[ 2012年5月14日 06:00 ]

<広・中>2回を終え、権藤コーチ(左)と話す山本昌

セ・リーグ 中日6-6広島

(5月13日 マツダ)
 球界最年長左腕にローテ剥奪の危機が訪れた。2回6安打5失点と大乱調だった中日の先発・山本昌に対し、権藤投手コーチは「次、ダメなら考えざるを得ない」と明言。次回登板でベテランの状態を見極める方針を示した。

 修正がきかなかった。2点の援護をもらって上がった初回のマウンド。先頭・梵の二塁打をきっかけに1点を失うと、2回には同点後に梵に痛恨の勝ち越し3ランを浴びた。前回登板6日DeNA戦(横浜)の4回4失点に続く、2戦連続の不本意な投球に「ダメだね。何もありません」と左腕は厳しい表情で肩を落とした。

 同コーチは「ビジターで2試合連続でやられている。次は本拠地だし、結果はともかく、自分の投球ができるかを見たい」とした。数々の危機を乗り越え、今年でプロ29年目を迎えた山本昌。豊富な経験と衰えない実力でローテを死守する。

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2012年5月14日のニュース