本家の穴埋める!「ミニマー君」美馬が今季初勝利

[ 2012年5月14日 06:00 ]

<オ・楽>7回1失点の美馬(中央)は今季初勝利をあげ笑顔でナインを出迎える

パ・リーグ 楽天4-1オリックス

(5月13日 京セラD)
 母の日。楽天の美馬が最高のプレゼントを贈った。2年目右腕は7回1失点で今季初勝利。試合後は母・明美さんへの感謝の思いでいっぱいだった。

 「(故障の際に千葉の)船橋でリハビリをしていたので、(茨城県取手市の)実家に帰ることが多かった。支えてくれたので恩返しがしたかった」。昨年6月に右肘痛で戦線離脱。1軍のマウンドから遠ざかっていた際、明美さんに毎日のように励まされた。そんな母にささげる白星。もちろんチームにとっても、昨季はリリーフだった美馬が先発での初勝利を挙げた意味は大きい。

 「ブルペンでは凄い悪かった。逆に丁寧に投げたのが良かった」。フォーク、カーブなど、変化球で丹念に低めを突いた。5回1死一、二塁では大引を外角低めのスライダーで三ゴロ併殺打。星野監督も「1つ勝たせてやりたかった。あいつが勝利投手にならないとローテーションが回らん」と喜んだ。1メートル69と小柄ながら、太腿が60センチ以上とがっしりした下半身の持ち主。その体形から、愛称はミニチュアダックスフントをもじって「ダックス」。しかし両親には名前の学から「マー」と呼ばれる。エース田中が腰痛で戦線離脱。苦しい先発事情の中、「ミニマー君」が躍動した。

 チームは今季初の5連勝。昨年5月5日の「こどもの日」以来の貯金1を、「母の日」にマークした。「今年はカーネーションを贈りました。良いことをしたから良いことが返ってきたのかな」。美馬はこれからも母にとって、そしてチームにとっての孝行息子になる。

 ◆美馬 学(みま・まなぶ)1986年(昭61)9月19日、茨城県出身の25歳。藤代では2年時にエースとしてセンバツ出場し3回戦進出。中大、東京ガスを経て10年ドラフト2位で楽天に入団。1年目の昨季は23試合で2勝1敗、防御率3.08。アマチュア時代に3度の右肘手術を経験している。1メートル69、75キロ。右投げ左打ち。

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