九里 13K&初完封 亜大は2季連続Vへ王手

[ 2012年5月11日 06:00 ]

<亜大・東洋大>13奪三振で自身初完封の亜大・九里

東都大学野球第6週最終日 亜大1―0東洋大

(5月10日 神宮)
 2回戦2試合が行われ、第2試合は亜大の九里亜蓮(くり・あれん)投手(3年)が東洋大を相手に自己最多の13三振を奪って初の無四球完封。2季連続優勝へ王手をかけた。未消化となっていた15日の中大3回戦で勝てば優勝が決定する。第1試合は日大が06年秋以来、11季ぶりの先発全員安打と全員得点の猛攻で青学大を10―1で破って連勝した。

 ブレーブス傘下のマイナーでプレーした米国人の父を持つ亜大・九里が、前日のエース東浜に続いて連続完封を飾った。東浜の下半身の使い方を参考にしたというフォームから、最速143キロの直球と縦に鋭く曲がるスライダーを武器に13奪三振で自身初完封。「一回、一回が必死だった。(東浜は)20回も完封したのは凄いですね」と笑った。

 岡山理大付から入学直後に、1学年上の東浜に弟子入りを志願。以来、練習から私生活まで行動をともにしてきた。3回終了後に雷雨で46分間中断も、ベンチ裏でシャドーピッチングを繰り返し、再開後も東浜に負けない冷静な投球でゼロを並べた。2季連続優勝が懸かる15日の中大戦は、その先輩の東浜が先発予定。ミスターゼロは「いい形で終えることができたので、ここからは記録よりも優勝だけを目指してやりたい」と意気込んだ。

 ▼東洋大・高橋昭雄監督(春6連覇がなくなり)やはり藤岡(現ロッテ)の穴は大きかったということ。投打のバランスも取れていなかった。

 ▼東洋大・原樹(初先発で8回1失点と好投も敗戦投手)調子はあまり良くなかった。何が何でも勝ちたかったんですけど…。

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2012年5月11日のニュース