松井 貫禄2安打 224日ぶり実戦でも見極めできた

[ 2012年5月11日 06:00 ]

224日ぶり試合に出場。第2打席に中前打を放ち一塁へ駆ける松井

 昨年9月28日マリナーズ戦以来、224日ぶりの試合出場で、松井が元メジャーリーガーとしての貫禄を示した。「3番・DH」ながら毎回打席に立つ変則ルールで、右腕3人と対戦。4打数2安打1打点、1四球と上々の結果を残した。

 「多少タイミングのずれはあったが、強く振れて芯にも当たっていた。全体的に悪くなかった」

 初回無死一、三塁で迎えた第1打席は一塁強襲の適時内野安打。第2打席は追い込まれてからチェンジアップを中前に運んだ。四球を挟んで、第4打席は昨季メジャーで1勝を挙げたワルドロップのツーシームを打ち損じて二ゴロ。最終打席も二ゴロだったが「打った球は大体、甘い球だったと思う」と、自身のテーマである「球の見極め」ができたことを収穫に挙げた。

 ジャレド・サンドバーグ・マイナー統括コーチも「われわれを納得させる内容。あとはタイミングをつかむこと」と評価。10日(日本時間11日)以降も出場し、11日(同12日)には左翼守備にも就く予定。松井は「まずは自分のスイングをしっかりして、あとは投手に合わせていく」と話した。

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2012年5月11日のニュース