松坂 5回途中無失点も「肘が重くてだるかった」

[ 2012年5月9日 06:00 ]

傘下の3Aの試合に先発し、4回2/3を無失点のレッドソックス・松坂

 右肘手術からの復帰を目指すレッドソックスの松坂が7日(日本時間8日)、西岡も所属するツインズ傘下3Aロチェスター戦に先発し、4回2/3を2安打無失点。公式戦3戦目で初の3A戦となったが、速球は最速92マイル(約148キロ)止まり。ツーシーム、カットボールをコーナーに配する投球に「きょうは肘が重くてだるかった。キャッチボールの時点であまり良くないと思った」と淡々と話した。

 右肘の腱移植手術を行った選手は、一般的に復帰後も状態の浮き沈みが続き、復帰2年目がベストに近づくとされる。今月上旬のオリオールズ戦で、中日時代に左肘手術の経験があるチェンにも話を聞き「彼もそうだったと言っていた。今季は我慢して付き合わないと。そういう意味できょう経験できたのは良かった」と気持ちを切り替えた。

 12日(同13日)の3A戦登板後に復帰に向けた話し合いを首脳陣と行う予定。地元メディアからは早期復帰の待望論が噴出し、最短で17日(同18日)のレイズ戦復帰の可能性もあるが「チームが苦しい状態で、自分の復帰を待ってくれている声があるのはありがたいですけど、チームの力になりたいからこそ、より完璧な状態に近づけてから戻りたい」と慎重に話した。

続きを表示

この記事のフォト

2012年5月9日のニュース