阿部まさかの落球…巨人、9回に追いつかれ、痛恨ドロー

[ 2012年5月8日 21:47 ]

9回DeNA2死二塁、中村の飛球を巨人・阿部が落球、二走が生還

 プロ野球、巨人―DeNA4回戦は8日、宇都宮清原球場で行われ、7―7で引き分けた。巨人は4回までに6点をリードしたが、DeNAに反撃を許し、3点差の9回には守護神の西村が3失点。2死ニ塁からの阿部が痛恨の失策を犯し、白星が逃げていった。

 初回、宮国は先頭の荒波に中前打を許し、送りバントなどで2死三塁とされたが、ラミレスを空振り三振に仕留めて無失点。注目の筒香の第1打席は中飛だった。

 その裏、巨人は先頭の長野が四球で出塁し、二盗。藤村の二ゴロで三塁に進み、坂本の中前適時打で1点を先制。さらに2死二塁から7試合ぶりに先発復帰した阿部が左中間へ適時二塁打を放ち、1点を加えた。

 2回、宮国はまたも先頭の中村に中前打を許し、2死三塁となったが、ここも無失点で切り抜けた。その裏、巨人は谷、ボウカーの連打で無死二、三塁とし、宮国がスクイズを決めて1点を追加。リードを3点とした。

 宮国は3回も1死から荒波に中前打を許したが、後続を断ち、DeNAに得点を与えなかった。筒香の第2打席は遊ゴロだった。その裏、巨人の攻撃は3者凡退。

 4回、宮国は1死からまたも中村に中前打を浴びたが、後続を断って無失点。その裏、巨人は2死一、三塁から二盗を試みたボウカーが鶴岡一の悪送球を誘って1点を追加。さらに2死一、二塁から長野の中二塁打で2点を加え、6―0と大きくリードを広げた。

 宮国は勝利投手の権利がかかった5回2死からまたも荒波に右前打を許し、続く藤田の飛球を左翼・谷がまさか落球。1点を失った。筒香の第3打席はニゴロ。この回、DeNAは小杉に代打を送ったため、その裏から2番手で田中が登板。巨人の攻撃は3者凡退だった。

 6回、宮国は2死満塁のピンチを招き、代打・小池に2点適時打を浴びて降板。さらに一、三塁のピンチは高木康がしのいだが、点差は3点に縮まった。しかし、その裏、巨人はボウカーが右越えに来日1号ソロを放ち、リードは4点となった。

 巨人は7回から3番手でマシソンがマウンドへ。DeNAの攻撃をこの試合初めて3者凡退に抑えた。筒香の第4打席は空振り三振。その裏、巨人は2死から村田が死球で出塁したが無得点。

 8回、巨人は4番手で福田が登板。1死二、三塁のピンチを招き、黒羽根に右犠飛を許して1点を失った。その裏、巨人は3者凡退。

 9回、巨人は守護神の西村がマウンドへ。2死二塁からラミレスに中前適時打で1点を失うと、なお2死二塁から中村の高々と上がった飛球を阿部が落球し1点差。なお1死一塁から吉村に右中間への適時二塁打を浴びて同点に追いつかれてしまった。その裏2死から一、二塁としたが、最後は加治前が空振り三振に倒れた。

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