イチ“技あり”三塁打で連敗脱出も「発表することない」

[ 2012年5月7日 06:00 ]

ツインズ戦の7回、右中間を破る2点三塁打を放つマリナーズのイチロー

ア・リーグ マリナーズ7-0ツインズ

(5月5日 シアトル)
 マリナーズ・イチローがバットで8連敗阻止に貢献した。7回1死一、三塁、ワンポイント起用された左腕マロニーのツーシームを右中間へ。フルスイングせず、バットに乗せて運ぶ技ありの打撃で、試合を決める2点適時三塁打を放った。

 イチローは「僕から発表することはないです」と多くを語らなかったが、連敗を7で止めたこの日の勝利は大きい。エリク・ウェッジ監督も「イチローのタイムリー三塁打が大きかった」と賛辞を惜しまなかった。

 7連敗中の最大の誤算は、ポイントゲッターである3番・イチローの前に走者を置けなかったことだ。7試合のうち5試合が2得点止まりで、1点差で落とした試合は4試合もあった。頼みのイチローは同期間中、29打数10安打の打率・345と好調も、得点圏で回ってきた打席はわずかに4度。3日のレイズ戦では右翼線に適時二塁打を放ったものの、その際は勝利に結びつかなかった。

 長かったトンネルを抜け出し、三塁手のシーガーも「凄く気持ちがいい」と安どしたようす。しかし、地区最下位のエンゼルスとは依然として0・5ゲーム差。気を緩めている時間はない。

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2012年5月7日のニュース