バレ弾 少年ファン「ホームラン、プリーズ」に応えた

[ 2012年5月6日 06:00 ]

<ヤ・広>7回無死、ヤクルトのバレンティンが中越えに本塁打を放ち、つば九郎に渡された鯉のぼりの風車をふーっ

セ・リーグ ヤクルト4-1広島

(5月5日 神宮)
 子どもからのお願いにしっかりと応えた。3―1の7回に、ヤクルトのバレンティンが中越え12号ソロを放ち試合を決めた。

 「彼が幸運の子どもでした。僕にホームラン打ってとお願いしてくれたことが個人的にも良かった」

 神宮では5回終了時に、一塁内野席のファンが直接マイクを握って選手を激励するのが恒例の企画。「こどもの日」ということで、この日は子どもたちがマイクを握った。そのうちの一人がこう言った。「バレンティンさん。次の打席でホームラン、プリーズ」。3万3089人が集まり、連日のチケット完売となった観客席は沸いた。右翼の守備に就いていたバレンティンは、手を振った後、その子にお辞儀。そして7回の第4打席で、見事に期待に応えてみせた。

 本塁打、打点、打率と3冠独走の助っ人が、チームを再び首位に導いた。14日にはカルラ夫人と昨年10月に誕生したミヤちゃんが米国から来日する。ファンの子どもたちからだけでなく、自分の子どもからパワーをもらえるのも、もうすぐだ。

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2012年5月6日のニュース