和田 戦力の見通し立たず オリオールズ 大きな誤算に落胆 

[ 2012年5月2日 11:26 ]

 和田が求めた再検査で医師が「手術が必要」という見解を示したことは、オリオールズにとって厳しい結果といえる。

 手術をせずにリハビリを経て復帰を目指す道も残されてはいるが、和田が2007年に受けた手術を執刀したヨーカム医師の見立てにより手術に踏み切る可能性は高い。

 和田の契約期間は2年。手術して復帰まで1年以上かかれば来季の開幕にも間に合わない。そこから大リーグの環境に慣れなければならず、戦力として計算できなくなる。デュケット編成本部長は「もちろん活躍を期待していたからね」と力なく話した。

 和田獲得はオフの目玉だった。球団は課題の投手陣立て直しのため、和田を先発の柱に据えるつもりだった。デュケット編成本部長は「和田は故障が少なく、200投球回以上を投げて1年間ローテーションを守ってくれる」と期待していただけに、大きな誤算となった。(共同)

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2012年5月2日のニュース