バルディリス2試合連続サヨナラ弾 内角狙い決まった

[ 2012年5月2日 06:00 ]

<オ・ロ>連夜のサヨナラ弾を放ったバルディリスはナインとハイタッチ

パ・リーグ オリックス2-1ロッテ

(5月1日 京セラD)
 また決めた。またバルディリスだ。オリックスが1点を追う9回1死一塁。薮田の初球を叩いた打球は、逆転サヨナラ弾となって左翼スタンドに消えた。史上9人目の2試合連続サヨナラアーチ。「積極的にいこうと思っていた。驚いた。自分でもちょっと信じられない」と助っ人は興奮を隠せない。

 「ホームランは全く頭になかった。いい結果をと思っていた。こういう形があるのが野球」。前日の西武戦(京セラドーム)では同点の9回1死から左中間へ。これで4試合連続アーチだ。8回まで打線はわずか3安打も、9回1死から李大浩(イデホ)が中前打。そして奇跡への扉を開いたのは、絶好調の背番号52だった。

 球団では90年の門田以来2人目の2試合連続サヨナラ弾。この日の試合前、球団関係者から4試合連続アーチを頼まれたバルディリスは、「朝早くから子供の面倒を見ていたから眠たいんだ」。一緒にお立ち台に上がった長男・アローン君は、この日の夜も大興奮だったに違いない。好調の理由は愛妻マリエリさんの手料理。大好物はパスタとチキンで「家でおいしい食事を食べているからね」。ニヤリと笑った主砲。これ以上ない最高の流れを、チームにもたらした。

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2012年5月2日のニュース