山本昌 球団新の通算212勝 杉下茂氏の記録を抜く

[ 2012年4月30日 16:51 ]

球団記録の通算212勝目を挙げ、お立ち台の中日・山本昌

セ・リーグ 中日1―0DeNA

(4月30日 ナゴヤD)
 中日が7回に入れた1点を守り3連勝。山本昌は通算212勝目を飾り、杉下茂氏の211勝を抜き、中日球団の最多勝利数となった。

 山本昌は7回を投げ2安打5三振1死球無失点。三塁を踏ませず、4回以降は無安打投球と完璧な内容だった。今季は5試合に先発して計33回で2失点。リーグトップの防御率は0・55に上がった。

 29年目の左腕の好投に7回、1死三塁から代打堂上剛の左前適時打で均衡を破り、これを浅尾、岩瀬のリレーで守りきった。

 19日に山本昌の父親の巧さんが亡くなった。22日の登板では勝ちが付かなかったが、本拠地で父にささげる白星を挙げた。「勝てばいい報告ができると思っていた。応援してくれたと思う」と勝利をかみしめていた。

 DeNAは今季2度目の5連敗で、対中日戦は昨年から引き分けをはさんで11連敗となった。攻守にミスが目立ち、粘り強く8回途中まで投げたジオを援護できなかった。

続きを表示

2012年4月30日のニュース