今季2個目 イチロー「相手に助けられた」レーザービーム

[ 2012年4月28日 12:21 ]

ブルージェイズ戦の7回、リンドの右前打を好返球、二走アレンシビアを本塁で刺したマリナーズのイチロー

ア・リーグ マリナーズ9―5ブルージェイズ

(4月27日 トロント)
 マリナーズのイチローは27日、トロントでのブルージェイズ戦に「3番・右翼」で出場し、5打数無安打だった。内容は一ゴロ、左飛、遊ゴロ、投ゴロ、三ゴロで打率は2割8分4厘。チームは延長の末、9―5で勝った。

 イチローが右翼からの好返球でピンチを救った。同点で迎えた7回2死一、二塁。相手打者の右前打を定位置からやや深い地点で処理し、そこから本塁へワンバウンド送球して走者を刺した。

 人工芝で高く弾む打球に対応したため、しっかり送球体勢に入れないままのスロー。だがウェッジ監督が「信じられない。よく(捕手の)オリボもタッチしたが、すごい送球だった」と絶賛したプレーとなった。

 バットでは2試合連続で安打がなかった。要所で出た今季2個目の補殺については「相手(走者)のスピードに助けられた。速いランナーなら絶対に無理でしたから」と淡々。最後まで笑みは見せなかった。

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