痛っ!T―岡田左太腿肉離れ 状態良くても代打かDH

[ 2012年4月28日 06:00 ]

 26日の楽天戦(Kスタ宮城)で左太もも裏を負傷したオリックスのT―岡田外野手(24)が27日、神戸市内の病院で検査を受け、左太もも裏肉離れと診断された。全治は不明。今後も1軍に帯同する方向だが、チーム唯一の3割打者は代打など限られた出場となりそう。28日からの9連戦で5位からの巻き返しを狙う岡田オリックスが試練の時を迎えた。

 左の大砲が離脱危機に直面した。T―岡田が左太もも裏肉離れと診断された。26日楽天戦で今季初の5番で先発。2回に右翼線二塁打、8回に左前打を放った。いずれも好機を広げ、得点に結びつく貴重な一打だった。8回の左前打で一塁へ走り出した際、左太もも裏を負傷。代走が送られた。仙台からの帰途。空港で現状を明かした。

 「まだ痛いです。肉離れのような感じ。走るのも少しきついです」

 仙台から空路で神戸に戻り検査を受けた。T―岡田は10年9月8日ロッテ戦(京セラドーム)で左太もも裏を負傷。この時も肉離れで全治6週間と診断された。井筒チーフトレーナーは「当時と(負傷の)箇所が違います」と説明。今回は別の箇所を痛めたが、走ることも厳しく、当面は守備に就くのは困難。1軍に残ったとしても代打やDHなど限られた形での出場となる見通しだ。

 一昨年の負傷時はその8日後、9月16日西武戦(スカイマーク、現ほっと神戸)で6試合ぶりに代打で登場し、左中間へ逆転満塁弾を放り込んだ。T―岡田は「あの時はシーズン終盤だったんで…」と振り返ったように、当時は逆転でクライマックスシリーズ(CS)進出をかけた局面だった。シーズン序盤の現在とは状況が違う。ここで無理をすれば、長期離脱につながる恐れもある。

 この日は高橋信が疲労性の腰痛で出場選手登録から外れた。T―岡田の打率・365、得点圏打率・625はいずれもリーグ2位。代打などの出場が続くようだと、そのまま得点力低下につながりかねない。連敗を5で止めたとはいえ、首位の日本ハムと6ゲーム差の5位。金子、寺原ら投手陣も故障者が多く、厳しい戦いが続く。

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2012年4月28日のニュース