つながった打線に星野監督ご機嫌！“テスト”が現実に

＜楽・オ＞今季初の３連勝に選手たちを迎える星野監督（中央奥）

パ・リーグ 楽天７－４オリックス

（4月25日 Ｋスタ宮城）
　伏兵と中軸の活躍が、今季初の３連勝を生み出した。楽天・星野監督は「全てが（勝利の）ポイントになった」と、いずれも今季最多の１２安打７得点にご機嫌だった。

　２点を追う４回は中島、嶋の連続適時打で同点。嶋は「みんながつくったチャンス。つなぐ意識で打った」。同点の６回は右前打で出塁した代打・鉄平が二盗を決め、この打席まで打率・１１９と苦しんでいた内村が勝ち越しの中前適時打。１メートル６３の伏兵は「使ってもらっている期待に応えたかった」と喜んだ。

　下位打線の奮起に中軸も黙ってはいない。この試合前までわずか８打点と元気のなかったフェルナンデスが、３安打３打点と大暴れ。「専属打撃コーチのおかげだよ」と佐野周平通訳を持ち上げた。「自分のスイングができていない」と全体練習前に室内練習場で一人振り込んだ。その手伝いをしてくれた佐野通訳への感謝の言葉だ。試合前、スコアボードのテストで楽天の得点に「７」がともった。星野監督は「あんなに取れたらええな」と笑ったが現実となる大勝。星野楽天に勢いがついた。