黒田好投も黒星で悔しさにじむ「勝ちたかった…」

[ 2012年4月26日 06:00 ]

<レンジャース・ヤンキース>初回、イアン・キンスラーに先頭打者本塁打を浴びる黒田

ア・リーグ ヤンキース0-2レンジャーズ

(4月24日 アーリントン)
 好投も白星にはつながらなかった。6回2/3を5安打2失点。先発投手としての役割は十分に果たしたヤンキースの黒田だったが、「いい投球をしても負けてしまうと気分は良くないし、勝ちたかった…」と悔しさをにじませた。

 初回、いきなり先頭のキンスラーに甘く入ったスライダーを左中間席へ運ばれた。前回18日のツインズ戦でも初回に4失点。気を付けていた立ち上がりで再びつまずいた。さらに、3回2死から四球を与え、二盗を決められた後にハミルトンに右前へ運ばれた。「スライダーも全然駄目。ブルペンではめちゃくちゃ。なんとか修正できた」と中盤以降は立ち直ったが、序盤の失点が響いた。

 黒田はヤ軍移籍を決めた時から「みんなで力を合わせて日本人大リーガーの評価を上げたい」と話してきた。12歳年下の右腕との投げ合いは注目度が高く、力を示す格好の舞台だった。「ダルビッシュは球種の精度が凄く高い。彼が投げていたので、今まで以上に気持ちも入ったし、彼に引っ張ってもらった部分もある。いい刺激を受けた」と振り返った。

 日本人投手による緊迫の投手戦。ジラルディ監督は「力強いパフォーマンスだった。十分に勝ち投手の権利を得る内容だが、援護できなかった」と、ア・リーグ屈指の打線に最後まで連打を許さなかった右腕を称えていた。

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2012年4月26日のニュース