金本 決意の休日返上トレ!1年間戦える体づくりへ

[ 2012年4月24日 10:42 ]

休日返上でトレーニングに汗を流した金本

 打棒爆発は近い!? 阪神の金本知憲外野手(44)が23日、西宮市の甲子園球場で休日返上で練習。22日のDeNA戦(横浜)後にチームは帰阪しており、この日は多くの選手が休養をとったが、大ベテランは必死に汗を流していた。

 午前中には甲子園を訪れていた。まずは球団施設内のウエート室に直行。日課となっている肩の強化に加えて筋トレに取り組んだ。その後はバットを持って室内練習場へ。伊藤トレーナーとともにティー打撃でスイングチェックを行ったもようだ。約10分間ながらの技術練習と、休日を返上しての調整は、長いペナントレースで今後の戦いをにらんだものだった。

 今季はここまで20試合を消化して17試合に先発出場。そして代打での途中出場が2試合。20日DeNA戦が初の不出場だった。24日の広島戦も先発スタートする予定で、明らかにコンディションは悪くはない。

 和田監督からは積極的な休養を与えられている。「メリハリを付けた方がいい。休んだ方がプラスになる選手もいる。最初からいけるところまでいけというんじゃない。1年間(体調を)持たせるという意味でも」。右肩の状態を考慮されているのがその理由だが、それでも休養をとるペースは昨年と比較しても大幅に長くなっている。

 打率は・236ながら、もっか出場2試合連続の安打中。21日のDeNA戦ではマルチを記録するなど上昇の兆しは見える。あと5で通算1500打点。また、あと3で田淵氏と並ぶ474本塁打となり、歴代トップ10入りを果たす。4月3日で44歳の誕生日を迎えた大ベテランにも、目の前にモチベーションはぶら下がっている。 

 すでに今季は遠征先でのウエートトレーニングも本格的に再開している。長丁場となるシーズンを乗り切る下準備はこの日も含めて着々だ。決意の休日返上にも覚悟が見える。

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2012年4月24日のニュース