イチレーザーで刺した!福留脱帽「さすがの一言」

[ 2012年4月24日 06:00 ]

ホワイトソックス戦の4回、生還を狙った福留を右翼からの好返球で刺し、川崎(右)に迎えられるマリナーズのイチロー

ア・リーグ マリナーズ4―7ホワイトソックス 

(4月22日 シアトル)
 マリナーズ・イチローが今季初補殺を記録した。同点の4回2死二塁。右前打で生還を狙ったホワイトソックスの二塁走者・福留を刺し、メジャー通算98補殺とした。打球を捕球してからワンステップでレーザービーム。ワンバウンドのストライク返球で、福留をアウトにした。

 試合後、守備について「大事ですか、それは」と素っ気なかったが、福留は「自分の中では目いっぱいのリード。あの場面であそこに投げられるのは、さすがの一言。パーフェクトにやられた」と舌を巻いた。

 昨季も4月3日アスレチックス戦で松井を三塁で刺しており、2年連続で日本人相手にシーズン初補殺を記録。前日はホ軍ハンバーに完全試合を喫したが「(試合の)入り方はさほど(普段と)変わりない。周りがそうじゃない、ということでしょう」。打っても今季6度目のマルチ安打と奮闘したが、逆転負けで勝利につながらなかった。

 ≪強肩警戒、自重多く…≫イチローの補殺はメジャー通算98個目。現役外野手では9位タイの記録で、1位はアブレイユ(エンゼルス)の134。年度別では01年8、02年8、03年12、04年12、05年10、06年9、07年8、08年11、09年5、10年7、11年7。03、05年はア・リーグの右翼手でトップの記録だったが、イチローの強肩を警戒して走者が次の塁を狙うのを自重する場面も多く、傑出した数字は残していない。

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