山内 9日誕生の長男に贈る勝利「「ウイニングボールは子どもに」

[ 2012年4月20日 21:35 ]

7回を無失点で2勝目を挙げ、ウイニングボールを手に谷繁(左)の祝福を受ける中日先発の山内

セ・リーグ 中日2―0広島

(4月20日 マツダ)
 中日の5年目右腕、山内が7回まで7安打を許しながら無失点と粘った。初めて開幕ローテーションを任されて2勝目を挙げ「先制点を与えなかったことが良かった」と汗をぬぐった。

 最大の危機は6回。1死から2四球と左翼の前にぽとりと落ちる不運な安打で満塁とされた。ここで4番栗原を、井端の本塁送球の好判断にも助けられて遊ゴロ。続くニックも遊ゴロに打ち取った。「しっかり抑えれば信頼される。我慢して使ってくれて、抑えられて良かった」と手応えを口にした。普段は厳しい権藤投手コーチも「ローテーションに入って、3試合は試合をつくった」とここまでの仕事を評価。

 9日に第1子となる長男駿和君が誕生したばかり。13日の阪神戦では敗戦投手となったため、この1勝の喜びは格別だ。「ウイニングボールは子どもにあげます」とうれしそうに笑った。

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2012年4月20日のニュース