斎藤、プロ初完封も試合後は冷静「この流れでいきたい」

[ 2012年4月20日 21:09 ]

プロ初完封で3勝目を挙げた日本ハム・斎藤

パ・リーグ 日本ハム5-0オリックス

(4月20日 ほっと神戸)
 日本ハムの斎藤が今季3勝目をプロ初完封で飾った。最後の打者、オリックス・坂口を遊ゴロに抑えると、グラブをポンポンと叩き、少しだけホオを緩めた。

 「やっぱり素直にうれしいですね。無心で、とにかく勝ちたい気持ちで、1勝を取りにいきました」。

 試合後のヒーローインタビュー。スコアボードに並んだ9個の「0」に目をやった。開幕戦に続く完投勝利は、プロで初めて味わう完封劇。それでも、この日のマウンドと同じように、言葉は冷静だった。「点を取ってもらって勝ったことが多かったので、こういう試合で勝てたことは自信になる」。

 131球。8安打を浴びたが、要所を締め今季3勝目。「去年、2勝してからケガをしてしまったので、3勝目を早く取りたかった。この流れでいきたいですね」。

 米メジャーに渡ったダルビッシュの後を受け開幕投手も努め、今年は「背負ってます」とエースの自覚を口にした背番号18。ダルビッシュがメジャーで2勝目を挙げたこの日に3勝目を挙げた。新エースの斎藤は、これからもどん欲に勝ち星を積み重ねていく覚悟だ。

 ▽栗山監督(斎藤に)「完封させる展開を自分でつくってくれた」

 ▽吉井投手コーチ(斎藤に)「今の投げ方はとても良く、強くスピンをかけられるリリースのところまで持ってこられている」

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