チャンスに弱いなんて言わせない 新井、ぶっちぎり16打点

[ 2012年4月19日 13:17 ]

<神・ヤ>3回2死二塁、新井は中前適時打を放つ

セ・リーグ 阪神2―3ヤクルト

(4月18日 甲子園)
 ポイントゲッターとしての働きは見せた。1点リードで迎えた3回の第2打席。2死二塁から阪神・新井が期待に応えた。1ボール1ストライクからの3球目、内角やや低めのシュートをはじき返した技ありの一打は、中前へ抜ける適時打になった。

 「ボールのキレもあった。コントロールも良かった」。試合後、館山をそう評した。新井自身は攻略への糸口をつかんでいた。証明したのが3回の打席。内角球を強引に引っ張ることなく、センター中心にという打撃意識が巧打を生んだ。

 初回の打席でも確実に投球をとらえていた。1死一、三塁。1ボールから2球目の外角ストレートを一、二塁間へ運んだ。田中の好守で二ゴロとなったが、コースに逆らわない理想的な打撃に、相手は一塁でアウトにするのがやっと。三塁走者の平野を迎え入れ、1打点を稼いだ。コントロール抜群の右腕に対して早いカウントから仕掛ける好球必打で臨み、状況に応じた打撃で3回までに2打点を稼ぎ出した。

 「今は(打点の数は)気にしていない」

 以前には勝利優先を強調していた。昨季は93打点で自身初の打点王を獲得。勝利打点もチーム最多の12を数えた。得点圏打率も3割は超えた。ただ、併殺の数はリーグワーストの20個。またシーズン中には2度の4番降格も経験した。周りからはチャンスに弱い4番と揶揄(やゆ)されたこともあった。それだけに力強い意気込みで今季に臨んだ。

 「(打点王は)チームメートのバックアップのおかげで獲ることができた。今年は自分(の力)が獲ったと思えるように頑張りたいです」

 開幕から量産を続ける打点は目下16。1試合1打点ペースで、2位の中日・森野の10を引き離してリーグトップを独走する。チームは連勝に失敗して痛い1敗を喫した。しかし、小川ヤクルトには4番として脅威を示した。

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